【ラン活】いつから始める?「ラン活」時期と手順の手引きー『大手系』ランドセル編
幼稚園・保育園の年中さん・年長さんともなると、話題にのぼるのが「ランドセル」のこと。
近年では、ランドセルを求める活動は「ラン活」と呼ばれ、年々加熱しています。
年中の冬からスタート!ともいわれる「ラン活」ですが、その時期を逃すとだめなのか、というと、そういうことでもありません。
「ラン活」の時期は、「どんなランドセルをねらうか」によって活動開始時期や注意事項が異なってきます。
ここでは、『①工房系』、『②大手系(お手頃/ブランド)』、『③お得系』の3つのタイプと分類して、現在まさに「ラン活」真っ最中の私が、
―これから張り切って「ラン活」に取り組みたい方
―周囲の同級生は「ラン活」しているけど我が家はまだ・・・という方
―何から始めていいかわからない!という方
に向けて、詳しくガイドしていきます。
自分の体験と周囲の「ラン活」経験者のリアルな経験を元にした記事ですので、これから「ラン活」を始めようとしている人の参考になるはずです。
Writer Profile
時短OL、在宅ワーク、ママの三役をこなすワーママのYuです。結婚前は幼稚園教諭として働いていました。子どもは年長さんの娘がひとり。0歳児から保育園にお世話になっているので、保育園情報もおまかせください。特技は整理整頓と、SNSでのトレンド情報チェック。流行りモノも大好きです。
今回は、最もボリュームゾーンである『②大手系』ランドセルの「ラン活」手順のパターンを説明していきます。私自身も、このカテゴリーのランドセルをねらっています!
■人気モデルは早期完売も。5万円~9万円の『大手系』ランドセル
大手の百貨店やメーカーなどがプロデュースしていて、テレビCMなどでも頻繁に目にする、最も多くの人が狙いを定める、5~9万円の価格帯が中心の『大手系』ランドセル。
ボリュームゾーンだけあって、その種類は多岐に渡ります。
ここでは、『大手系』のランドセルをさらに大きく2つに分類し、
―『大手系・量販ランドセル』
―『大手系・高級ランドセル』
として、わかりやすく説明していきたいと思います。
■『大手系・量販ランドセル』とは、どんなランドセル?
『大手系・量販ランドセル』の代表的なものとしては、下記のものがあります。
専門メーカーのランドセル:
セイバン
フィットちゃん
ララちゃん(羅羅屋)
くるピタランドセル
イトーヨーカドー
イオン
ニトリ
『大手系・高級ランドセル』とは、どんなランドセル?
有名百貨店だけのオリジナルモデルであったり、ファッションブランドやスポーツメーカー、工房とコラボレーションしたりと、オリジナリティや高級路線を打ち出しているランドセルのことを、ここでは『大手系・高級ランドセル』と呼んで説明していきます。
基本的なランドセルの機能(立ち上がりカン・背あてクッションなど)のよしあしは、「量販ランドセル」と変わりありませんが、有名ファッションブランドやスポーツブランドとのコラボだったり、人気キャラクターが付いていたり、限定カラーであったり、裏地が凝っていたりと、ファッション性の高さが大きな魅力です。
特に、ランドセルの色は子ども本人にとっていちばん大きな要素となりますので、子ども自身が通学が楽しくなるような好きな色・テイストのものが手に入るなら、お値段分の価値は十分にあるといえるでしょう。
『大手系・高級ランドセル』には例えば下記のようなものがあります。
百貨店のランドセル:
三越伊勢丹
東急百貨店
高島屋
小田急百貨店
大丸松坂屋
西武・そごう
阪急阪神百貨店
名鉄百貨店
ポロ・ラルフローレン
(三越伊勢丹、高島屋などでも販売)
トミーヒルフィガー
(高島屋百貨店・小田急百貨店などでも販売)
ディーゼル
(東急百貨店・小田急百貨店などでも販売)
パトリック・コックス
(水野鞄店、三越伊勢丹などで販売)
オロビアンコ
(高島屋、セイバンなどで販売)
アニエスベー
(三越伊勢丹、高島屋などで販売)
ジルスチュアート
(三越伊勢丹、高島屋、小田急百貨店、東急百貨店など主要百貨店で販売)
リズリサ
(イトーヨーカドーなどで販売)
メゾピアノ
(三越伊勢丹、高島屋、小田急百貨店、東急百貨店など主要百貨店で販売)
アナスイ・ミニ
(伊勢丹、小田急百貨店などでも販売)
シャーリーテンプル
(高島屋、東急百貨店、小田急百貨店などでも販売)
ポールアンドジョー
(高島屋、イトーヨーカドーなどで販売)
アーティファクト
(フィットちゃんショールームなどでも販売)
スポーツブランドのコラボランドセル:
ナイキ
(小田急百貨店、イオンなどで販売)
アンダーアーマー
(コクホー楽天店、高島屋などで販売)
アディダス
(エース株式会社、大丸松坂屋、高島屋、イオンなどで販売)
プーマ
(セイバン、高島屋、東急百貨店などで販売)
アニメ&キャラクターのコラボランドセル:
鬼滅の刃
(クロスターランドセルなどで販売。ランドセルカバーは三越伊勢丹などでも販売)
ムーミン
サンリオキャラクター
(サンポケット公式サイト、楽天店などで販売)
……などなど、本当にたくさんの種類があります。
『大手系』ランドセルの特徴は?
子どもがよろこぶ華やかなデザイン性や、背負いやすさや軽量化へのこだわりが、『大手系』ランドセルの大きな特徴。牛革のものもありますが、クラリーノに代表される合成皮革製のランドセルも多く、希少な材料を使用して職人による手作業で製作される『工房系』に比べると生産数も種類も多く、年間を通して比較的手に入りやすいタイプになります。
量販系ランドセルの特徴には次のようなものが挙げられます。
・大量生産可能
・クラリーノなどの雨に強い合成皮革や、希少ではない一般的な牛革を主に使用
・色柄デザインが豊富
・体感重量を軽くし、背負いやすくするための技術が最先端
・有名ブランドとのコラボ商品も多数あり
・早期購入割引他、特典が充実している
・昨年モデルなど、「型落ち品」なら一年中流通している
展示会や直営店でしか手に入らない『工房系』ランドセルと異なり、『大手系』ランドセルは百貨店・総合スーパー・小売店・オンラインショップなど、全国にある身近なお店でも手に入りやすいのが特徴です。
一年通して、全ての商品が売り切れることはまずありませんが、新作モデルや人気ブランドとのコラボ商品、本革商品などは毎年大変人気がありますので、そのような人気モデルをねらっている場合は、『工房系』に準じた早めの行動が必須です。
特に、個性的なおしゃれセンスにファンの多い「アナスイ・ミニ」や、男子&男子ママに絶大な人気を誇る「ナイキ」などは、早期の売り切れが目立ちます。
「アナスイ・ミニ」については、2021年6月3日現在で、販売元のナルミヤのオンラインサイトからは姿を消しており、百貨店各店で取り扱いがあるものの、オンライン上での残りも非常に少なくなっています。
男子に絶大な人気を誇る「ナイキ」も、毎年早期に売り切れます。去年はSNSで購入情報が飛び交ったり、メルカリで転売が出たりしたほどだとか。
お目当てのブランド・ランドセルがある場合は、タイミングを逃さないように注意しましょう。
『工房系』に準じて、発売開始の3月からゴールデンウィークまでくらいを目安に、購入するようにしましょう。
百貨店や大手総合スーパーなどの店頭や公式サイトで、多くのおしゃれなコラボランドセルを見ることができます。
ファッションに強い三越伊勢丹には、海外高級ブランドの「ラルフ・ローレン」、「パトリック・コックス」、女の子に人気の「アナスイ・ミニ」、「メゾピアノ」、「ジルスチュアート」、工房系の村瀬鞄行のランドセルなどの取り扱いがあります。
高島屋には、「ポロ・ラルフローレン」、「トミーフィルフィガー」、「オロビアンコ」など男の子向けのハイセンスなファッションブランドランドセルの取り扱いがある他、「アンダーアーマー」、「アンブロ」、「プーマ」などのクールなスポーツブランドランドセルも充実。「レゴ」のランドセル、なんていうものも。
女の子向けには、「アニエスベー」、「マリークヮント」、「ポールアンドジョー」、「ジルスチュアート」、「バービー」、「シャーリーテンプル」、「メゾピアノ」、「ハッカキッズ」などの国内外のブランドコラボがそろいます。
東急百貨店でも、男の子に人気の「ディーゼル」、「アディダス」、「プーマ」、「ミズノ」、女の子のファッションブランドからは「メゾピアノ」、「リズリサ」、「ジルスチュアート」、「シャーリーテンプル」、「バービー」、「クレイドスコープ」 「ユミカツラ」など、多くのブランド・ランドセルを取り扱い。
NASAのために開発された衝撃吸収低反発素材「テンパーフォーム」を肩ベルトや背あてに使用した「地球NASAランドセル」というハイテク・ランドセルもあります。
小田急百貨店には、「ポロ・ラルフローレン」、「ディーゼル」、「トミーヒルフィガー」、「ナイキ」、などの男の子向けランドセルが。
女の子向けには、「メゾピアノ」、「アナスイ・ミニ」、「ポールアンドジョー」、「シャーリーテンプル」、「バービー」、「ジルスチュアート」、「ユミカツラ」、「マリークヮント」、「ハッカキッズ」、「フェフェ」、「村瀬鞄行」、「カバン工房山本」の工房コラボもお目見えしています。
お目当てのブランドがある人は、百貨店のサイトを見るか、問い合わせてみましょう。
ひとつの百貨店ですべてを扱っているわけではなく、また、高級そうなのに意外にイオンで売っていたり、楽天のショップがいちばん品数が多かったりということもあるので、とりあえず早めに一度お店に見に行くなど試着をしてみて、その後ネットでじっくり比較検討、というのもよい方法だと思います。
『大手系』ランドセルをねらう人のラン活手順は、こちらを参考にしてみてください。
① 小学校入学の前年3月頃までにカタログを請求する(年中の12月頃~3月頃)
カタログの請求時期としては、『工房系』ランドセルと同じです。
おおむね、『工房系』よりはやや遅くても間に合いそうな印象ですが、人気ブランドは早めに請求しないと紙カタログの予定数が終了してしまう可能性がありますので、注意しましょう。
もし紙のカタログが入手できなかった場合でも、デジタル版カタログを用意してあるところが多いです。上に記載したブランドサイトから見てみましょう。
② 実際に見学へ。展示会・直営店は予約が必要(~年長の6月頃)
カタログ請求が済み、お目当てのランドセルの目星がついたら、『工房系』ランドセルと同様、展示会や直営店などの見学予約をしましょう。
見学予約の方法については、カタログやWEBサイトに記載されていますのでチェックしてみてください。
なお、『大手系』ランドセルは、全国の百貨店・イオンやイトーヨーカドーなどの総合スーパーなどでも販売されており、その場合は予約なしで試着できますのでお近くにある場合は足を運んでみましょう。
③ 直接店舗へ行けない場合は、オンライン相談/レンタル試着(~年長の6・7月頃)
新型コロナウイルス蔓延防止の為、『大手系』ランドセルメーカーでは昨年あたりからオンラインでもできる試みが充実しています。
直接見に行けない人のためのサービスとして次のようものがあるので、ぜひ利用してみましょう。
・オンライン相談
・アプリによるバーチャル試着
・コンシェルジュによる動画での説明
④ 購入決定 (人気商品なら夏休み中が目安。超人気商品ならゴールデンウィークまでに)
欲しいランドセルを一つに絞ることができたらいよいよ購入です。
『大手系』ランドセルの場合も、新作を含めた全てのラインナップが出揃っている期間は7月~8月頃までですので、本革製や人気ブランドコラボなどの品薄モデルをねらっている場合は早めの購入が鉄則です。
しかし、特にこだわりがないのであれば、店頭に並んでいるものの中から選んで購入することも十分可能ですので、のんびり「ラン活」したい人は夏以降の活動開始でも実は問題ありません。
しかしながら、多くの『大手系』ランドセルでは、後述するように早期の購入で割引や購入者特典のプレゼントがたくさんついてくることがほとんどです。
夏以降でも間に合うけれど、早い方がお得。
そんな仕組みになっていることを覚えておきましょう。
⑤ ランドセル到着
購入すれば、あとはランドセルの到着を待つばかり。
『大手系』ランドセルは、種類によって到着時期は様々です。
例えば、CM等で知名度の高いクラリーノ系の人工皮革ランドセルは5月申込で最短8月頃の到着となり、ランドセルの中では最も早く到着します。
本革製品や特殊加工の施されているランドセルに関しては、年が明けた1月~2月の到着になることが多いです。
『大手系』は、早期購入割引・サービスがあるところが多いので要チェックです。
早い時期に購入すると割引になる『早期購入割引(早割り)』だけでなく、お名前入りのチャームなどのグッズ、記念フォトなどをプレゼントしてくれる早期購入特典を設けているところが多いので、ぜひお得に活用しましょう。
例えば、主要なところでは早割り割引率は以下のようになっています。
10%引きのところが多いですが、「ララちゃんランドセル」の20%引きや、10月でも10%引きにしてくれる「ふわりぃ」などは、お得好きならチェックしておくべきでしょう。
セイバン
・8月末日までの購入で10%引き
・さらに6月末までの購入で「カスタマイズおなまえチャーム」プレゼント
イオン
・8月1日までの購入で15%引き
イトーヨーカドー
・6月末日までの購入でnanacoポイント30倍
ララちゃんランドセル
・6月30日までの購入で20%引き
ふわりぃランドセル
・8月1日までの購入で15%引き・10月31日までの購入で10%引き
いかがだったでしょうか。
さまざまな種類がある『大手系』のランドセルは、見ているだけでも楽しいですよね。
『大手系』ランドセルの「ラン活」を3行でまとめると、
・年中の3月までに紙カタログを請求(なくても大丈夫)
・超人気モデルは5月頃、それ以外は8月までを目安に購入(秋以降でもまだ買える)
・6月ごろまでなら多くのメーカーでお得な早割りあり
といった感じになります。
きれいな色や凝った装飾、最先端の機能、使いやすさへの配慮など、チェックポイントがたくさんある素敵なランドセルばかりですから、楽しく迷って納得のいくひとつを購入できるといいですね♪
色の選択肢が多いので、日ごろから子ども(特に女の子)とママで、色についての意見調整をしておくことをおすすめします。
女の子はピンクがいいけど、長く使うことを考えるとママは落ち着いた色を推したい…
というご家庭が多いので、そのような場合は時間をかけて話し合うことを心がけましょう。
子どもの入学の日が待ち遠しくなるような、家族全員がうれしくなるランドセルが手に入れられるといいですね♪
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